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アシュリッジ・エステイト

2011.06.21.22:34

6月20日(火)

最近、ナショナル・トラストについて質問をされたので、エラソーに
(知っているところだけ)説明させていただきましたが、きっとどんな
説明をしても、「行ってみなくちゃ わからない」でしょう。

まさに「百聞は一見に如かず」です。
まさに「私の宝物の10days」

さすが歴史の古い、ボランティアの元祖ともいえる英国のナショナル・トラスト組織は
広く、深く働いています。

日本から応募した5人と引率兼リーダーの6人、英国内から女性2人、その8人を
お世話してくださる男性2人(もちろんボランティア)が寝食を共にしました。
アシュリッジ・エステイトはナショトラが買い取った、ロンドンから車で30分の
ところです。広大な森や原っぱの中に建物は、私たちの滞在するベースキャンプ、
ナショトラ事務所、ビジターセンターのみです。

宝物の10日間を共に過ごしたヒラリーちゃん20歳は、弁護士を志している
大学生ですが、5歳の時から地域のボランティアに参加していたそうです。
ボラ情報はたくさんあって自分が好きなもの、出来る時を選ぶことが出来ます。
女性のもう1人は刑務所で先生をされているスーザン。足の手術後1週間で
300キロ運転してきたそうです。

ナショトラスタッフが毎日の(正しくは1日おきの)作業の設定をしてくれました。
特に安全面についてはくどいくらい説明され、いったい何するん!?というくらいの
作業靴なども用意しています。
彼らはとっても陽気で、心からこの仕事を愛していることが伝わってきます。

作業方法も、何故このような手順でするか説明します。
例えば森の中の池を掃除した時、引き上げた土や草を池の縁に1週間ほどそのままに
します。その間に一緒に引き上げられた池の中の生き物が、池に移動できるから。
石は池に戻し、土は他へ運びます。
原っぱの作業では、刈り取った柔らかい草は、近くの動物園へ運び、動物の寝床に。
きれいな花を咲かせる草は残して、自然に増えるのを待ちます。

木を切るときは、ヒイラギを残しサンザシは切るけれど一部分は残します。
小鳥が巣をつくるから。棘が外敵から守ります。小鳥の卵を原っぱで見つけたスタッフは
そっと持ち帰っていました。私たちが手作業で切ったあとの切り株を、後日スタッフが
チェーンソーで地面すれすれに切ります。歩く人がつまづかないように。
切った木もしばらく放置して生き物が林へ移動する時間を作ります。

☆☆☆

森を散歩すると、ところどころ柵で囲ってあります。よく見ると野良生えの実生が育って
います。鹿から保護する柵です。自然な成長というか、少し手を貸して見守る方法です。

休日は、いったいどこから人が湧いてくるのかというくらい家族連れなど様々な人たちが
やって来ます。ビジターセンターでナショトラスタッフが環境レクチャーをしました。
幼児から高齢者まで集まり、真剣に話を聞いていました。そのほかネイチャーゲームを
して環境について学んでいる子どもたちもいました。

遊び道具はなくて、草はらで走りまわったり、倒れている直径2メートルくらいの大木に
登って遊んでいる子どもたち。
乳母車を押して森の中を散歩する若いお母さんたち。
さっそうと乗馬で散歩する高齢者。

私たちは前日のジャパンデイの夜店で使った水風船を子どもたちに配ったのですが、
子どもは、もらってもいいか親に尋ねるのです。OKが出たら喜んで遊び方を教わって
いましたが、親がノーサンキューの子も駄々をこねずに我慢していたのに驚きでした。
私たち、少々軽はずみだったようです。

ナショトラは自然保護もしながら、人々がごくしぜんに自然を感じられる場所を提供
しています。決して元あった「自然」を守っているのではなく自然に見える「自然」を
作り出しているのです。
アシュリッジ・エステイトはそのほんの一部です。






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